ChatGPTに私が完敗した日

ChatGPTに私が完敗した日 未分類

おはようございます。

日々おもしろいことが起こります。
3秒くらい開いた口が塞がらなくなった話をします。

私は、現在九州の某企業のコンサルとして、新規事業の開発に携わって、社員の皆さまに溶け込んで業務をしています。

自分でいうのもなんですが、社員寮に入り社員の皆さまと同じ気持ちで生活をし、朝は一番に出社して皆さんが来るときに朝の挨拶ができるように実践してます。

*ちなみに、この”ほけんのアンマー”は開発途中ですので、朝、夜の時間帯にサービス構築しております。

さて、今年の4月に新卒の新人くんが入ってきました。
彼は非常に数値やITに明るく合理的に物事を判断する傾向があります。
日本人ですが、海外の大学を出ているからか、意見もしっかりもっており、新人とはおもえないくらいしっかり主張を伝えます。

しかし、部下や後輩をもった方は経験したことあるかもですが、人には良くも悪くも”癖”があります。
”くせ”、”へき”、”特徴”といったところでしょうか。

彼はいい点もたくさんあるのですが、感謝の意を相手に表現しない傾向があるなと思っております。

この3ヵ月彼と関わってきました。
私は指導する際に2点に注意を払っています。
1、相手の意見をしっかり聴く。さえぎらない。
2、私の考えを述べる時はまず文章にして(LINEWORKS活用)、
その文章をなぞって伝える。

1、これがなかなかできているようでできない。
”受け止め””受け入れ”ができないのです。人間の器の問題と人生の先輩から私自身も指導を受けたことがあります。

2、これをすることにより、話がぶれません。
感情の横道にそれることも回避できます。人間ですから、言葉尻の捉え合いになって、泥沼化することがあったりします。

できるだけ文章を通じて指導をしてきたのですが、最初は指導をしても、彼からのLINEWORKSの返答は、”了解”という漢字二文字の返答なのです。
せめて”了解です。”だろうが!!と内心1~2ヵ月目は思ってました。
また、”ありがとうございます”くらいは添えるだろうが!とも思ってました。
最近は慣れてきたので、そんなものとして気にも留めてません。

そして、良好かつ緊張感ある距離感で仕事を進めていくと、彼がとてもスピーディーに資料をまとめていることに気付きました。
その理由を聞いてみると、Chat-GPTを使いこなしていました。

そして、私はどうやっているか?を具体的に教えてもらいたいと思い、過去のやりとり事例を見せてもらいました。

指示構文(プロンプト)を彼が打ち込み、そしてGPTが回答する。
そんなやりとりを複数回すると、こちらが期待する情報が整理され、資料作成の助けとなるのです。
そのやりとりの中で、一瞬目が留まりました。

彼は複数回のGPTのやり取りの中で、最後に彼は「ありがとうございました。助かりました。」と入力しておりました。

その一文に目が留まりました。
そして、体に電気が走りました。

これまで、私の指導的文章(LINEWORKS)に対して、彼の返信に、「ありがとうございました」というのがなかったからです。
彼の辞書にこの一文はないのか?とも思ってました。

この事象を後々自分なりに考えました。
1,私の指導的文章は、彼の何の助けにもなってない説。
→当然、「ありがとう」という言葉を発するまでもない。
2,Chat-GPTだろうが、物に感謝する心を彼は持っている説。
→私としては安心する側面でもあります。
3,ただ単に私が苦手?嫌い?という絶望説。
→これについては、闇が深そうなので潜りません。

ちなみに私と彼が従事する会社の理念には、”感謝”を掲げてます。
私自身もまだだま感謝が足りてないので、それが後輩にも写っているのではと考えるようにしました。あと、Chat-GPTの精度にはかなわないのですが、同じ土俵で戦わずとも、非論理分野での人間的に磨かなくてはと気づかさせてくれた”完敗の日”でした。

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