NHK番組をみて感じたこと~フィリピンの兄と妹~

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昨夜、蒸し暑い帰り道コンビニに寄り
缶ビールと千切りキャベツを買い部屋についた。
シャワーを浴び、缶ビールをあけ、テレビをつける。

番組の選択肢はいくつかあった。バラエティ、バラエティ、NHK。
ふと、NHKのフィリピンの男の子と女の子の映像に目が留まった。

2001年の放送分は、池上彰さらんと秋元才加さんがコメンテータだった。
https://www.nhk.jp/p/tokikaketv/ts/WQGK99QWJZ/episode/te/WWN52Z5R1Z/

その映像では、田舎のお父さんお母さん(ミンダナオ島)のために、バギオという都会で小学生の兄弟が出稼ぎにいく様子だった。
寮のようなところに通い学校も通うが、ほとんど毎日市場のようなところに行き、1枚5ペソ(当時のレート2.5円くらい)のプラスティック袋(スーパーの袋のようなもの)を通行人に売るのだ。

毎日働いては、お金を数えている。
もちろん映像だろうから、いい絵を選定しているのだろうけど、兄弟がとても笑顔でお金を数えていた。
そして、2000ペソだったかと思うが、その目標に対して積み上げていく実感と母に仕送りできる喜びに満ちた顔をしていた。

この映像をみた方はそれぞれの感想を持つかとおもう。

田舎の家族(病気の母)のために、出稼ぎにいく小学生が不便でならない。
家族のために働いて、屈託のない笑顔でお金をし送るたくましい兄弟。
親元離れた兄と妹の素晴らしい家族愛。

私の感想は少し違った。
番組の最後に、20年後の二人の姿が映った。
2人とも家族を設けて子供もいた。
相変わらず仲良さそうな兄弟そうで安心した。

ただ、その兄弟がかつて袋を売っていたところに再び訪れるシーンがあった。
そこでまた子供が袋を売っている。
それをみて、お兄さんは、「彼らの気持ちがわかるから、心が痛い」と言っていた。

20年経っても変らないものもある。
100年経っても変わるかはわからない。

ただ、どの国も、どの地域も子供は子供であって時間とともに成長する。
そこに生活や教育の違いがあるだけではある。

ふと日本を思う。
これから少子高齢化、インフレと様々毎日社会、経済ニュースが飛び交う。
今の子供たちの20年、30年後の生活、教育環境というのがこのままだと更に失速するのではないかと思う。
親元、家族を離れて働くことがすべて悪いこととは思わない。
ただ、都会しか働けない、賃金を得られない環境から少しずつ地域に居ても生活の豊かさを得られる仕事をつくっていけたらと思う。

最後に、”ほけんのアンマー”についてもそうだが、伊藤がこれからの残りの人生は地域(ローカルエリア)にいても、特に女性、子供が生活や教育が豊かにできる環境を創りをやっていこうと思っている。

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